Gabin

譲り受けたものと自分のしたい事

誰もが夢見る親から譲り受ける遺産。だがその道は必ずしも自分のやりたい事ではない。

Maxence Voiseux (マクサンス・ヴォワズー)監督が、主人公のガバン・ジュルデルを初めて撮影した当時、彼はまだ8歳でフランス北部にある農家の末っ子だった。それから10年にもわたり、監督はガバンの成長と、動物たち、学校の勉強、家事、そして彼が思い描く未来といった少年時代を追う。父親は精肉店、母親は牧場を経営。精肉店を継ぐガバンの関心は生きた動物たちにあり、母親を仕事のきつさから救うことだった。

ヴォワズー監督の長編ドキュメンタリー・デビュー作は、対立や葛藤が自然に展開していくのをじっくりと見守り「ありのままの日常」に寄り添う。時間が静かに流れ、カメラは家族の口論や黙々とこなす作業、そして思春期のガバンの些細な気持ちに寄り添う。カンヌ国際映画祭「監督週間」で初公開された本作は、動物への慈しみを抱く子供時代から、自分の選んだ人生を切り拓こうとする青年時代へと繋いでいく成長物語。

彼の成長がもっと見たくなるFeel Goodな映画。

Director Maxence Voiseux

Photos:VIFF

For VIFF

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