
© 2026 Lions Gate Entertainment Inc.
マイケルと青春
Antoine Fuqua監督によるミュージカル伝記ドラマ映画『Michael (マイケル)』は、偉大な歌手Michael Jacksonを描いた作品。主演はマイケルの甥であるJaafar Jacksonで、脚本はJohn Loganが務めた。
映画を撮る前から話題になったのは主演俳優。一体どこの誰があのマイケル・ジャクソンを演じられるのだ?どんなベテラン俳優でも彼にはなれない、絶対無理、だから今まで誰もマイケルの映画を作れなかったはずだ。

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通常ソックリさんは至るところに出没していたから、顔だけでオーディション候補を見つけるのは容易いだろう。でも問題はその後。ソックリさんは一曲歌えてもあのピッチ、高音を保って長い間歌い切ることはできない。しかも大きなブロックバスターの映画だから、たった1人で大勢の観客をカリスマ性で惹きつけられる俳優が必要。本物の俳優やプロのダンサー以上に求められる容姿、声、ダンスとあの身体。ちなみにマイケルの足は黒人のカッコいいお兄さん達の中でも断トツ長い。まず身体のソックリさんを探すのはかなり難しいから、監督は当然彼の血縁関係に目を向ける。

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そこで登場したのがマイケルの甥、ジャファー・ジャクソン (Jermaine Jacksonの息子)。ジャクソン一家だから(期待どおり)歌って踊れるが、彼にとっては映画デビュー作、しかもたった20日間であの『BillyJean』を観客の前で披露するという宿題は悩むほどきつかっただろう。

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さてその映画がバンクーバーにやってきた。今日は火曜日の昼下がり。映画館を訪れたのはほとんどが白人の年配客。それぞれの人生の中にマイケルがいたのだろう。『ABC』『Ben』『I’ll Be There』など数々の名曲を聴きながら思わず涙ぐむ世代。そういえば初めて『Billy Jean』のムーン・ウォークを見た時はショックだった。カッコ良すぎてひたすら感激した。彼は人間以上な存在。でもおもちゃを持って病院巡りをしていたマイケルや、ペプシの痛々しい事故など昔の記憶が蘇る。

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ジャファーのふと魅せる一瞬の顔はやはりマイケルに似ている。まるで映像の中のでマイケルに再会したようで喜んでいると、あっという間に2時間が経つ。「まだ続く」って最後に書いてあったから、続きがあるかも。できればジャファー・ジャクソンも正式に歌手としてデビューしてほしい。マイケルは不滅、映画の続きを観たいから応援します。

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