Junko Kaminaka

親友からのクリスマスプレゼント

アメリカシカゴ郊外のEvanston Art Centerから可愛いお皿が届いた。クリスマス時期でアート展示会が各地で開催されているが、Evanston Art Expoだけは今回特別だった。

私の親友、Junko Kaminaka (Yumisaki)のおそらく最後の展示会。もう本人と会えないから現地へ出向くより作品を送ってもらう事にした。彼女にはKazさんというカッコいいダンナさんがいて頼めたと思うが、このアート作品だけは自分で選びたかった。

開催が始まってすぐ連絡してみたが、向こうは忙しいせいか返事が無い。しばらく待って今度は展示会のコーディネーターに連絡。数日経って2枚の写真が送られて来た。かなり売れた後だった。

「残っているのはこれだけ」という5点。彼女の作品を買ってくれた人がそれだけたくさんいるというのは嬉しい。チョイスが少ない覚悟で見ると、その中ですぐ目に留まるお皿を発見。「そうこれ、私のために待っててくれた」と思えるぐらい、一目惚れした一点があった。

数日後発送のメールと同時に小包を追跡。到着して取りに行き、ワクワクしながら開けた。嬉しさでいっぱいになった。

高校時代、一緒にダンパ(ダンスパーティー)やディスコへ行って、モテない壁の花?同士思いきり踊って汗かいた親友。放課後レコードクラブでレコード情報交換して、美味しいコーヒーショップを探してはパフェ、ライブ音楽を聴きながらピラフやオムライスを食べた。ビリージョエルやELOなど音楽の好みも一緒。「こら、そこの姉ちゃん達!夜遅いからさっさと家に帰りなさい!」とヤクザのおじさんに怒られて「はーい、すみません」と返事して、お互いの父親をいつも交代で迎えに来させた。ひたすらアイドルを追いかけていた私に「恋に生きる」と感心していた。70年代の後半は平和で毎日が青春ワクワクだった。

思えば彼女が誰よりも私の事を知ってて、機嫌が悪くてもタイミング良く忘れさせてくれた。80年代に突入すると、進学、就職、結婚など現実が飛び込んできた。私がモントリオールの大学へ行き冬の雪と一人暮らしが辛かった時も遊びに来てくれた。結婚して引っ越してもまだ遊びに来てくれた。会えない時期もあったけど、誕生日が近かったのでお互いおめでとうを言い合った。

明るくて優しいJunkoは、他にもたくさんの友達がいた。気が強くてケンカ早い私とユーモアの点で繋がり情報交換もできた。彼女といると心が温かくなり、人に言えない本音も「ここだけの話」として相談できた。

最後に会った時、急にフェイスブックで「明日会える?1日だけカナダに行くから」と言われた。会うなり「はい、これ作ったの、もらって。 おみやげ〜」と手作りのアクセサリーを数点くれた。いつもの調子でワイワイおしゃべりして笑い話もいっぱいしてくれた。

今から思えば私を悲しませないように、いつものバカムードを変えさせないように会ってくれたのだと思う。「じゃあ次オレゴンね」って軽く言ったのにCovidとか入って会いに行かなかった事を今さら後悔している。

「かけがいのない青春をありがとう。ずっと大好きでいます。時々話しかけるから聞いてね。」

素敵なお皿を見ながら、最後まで良い思い出だけを残してくれた彼女に感謝。やっぱり大親友だ。いつかまた会ったら一緒にバカ笑いしようね。

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