
第74回ベルリン国際映画祭の日本映画
日本を代表するスターがレッドカーペットに登場!
2月17日の夜、話題作を上映する「ベルリナーレスペシャル」部門で、日本映画「箱男」(The Box Man)が招待された。上映前に石井岳龍監督のほか、俳優の永瀬正敏、浅野忠信、佐藤浩市が揃ってレッドカーペットに登場。原作は安部公房の小説で、段ボールの箱をかぶって自己の存在を消して生きる男性3人と1人の女性が、現代のアイデンティティーの意味を問いかける。石井監督が32年前から映画化を構想し、1997年には日独合作で製作が決まったがハンブルクで撮影前日に中止となり、今回やっとベルリンでワールドプレミアとなった作品。

石井監督が何年も映画化を諦めなかったのは、そのテーマが現代にも充分通用すると信じたから。1人1台スマホを持ち情報と匿名で生活できる今、この箱から見た世界を考えるのに良い時期だったのかもしれない。

日本からは、黒沢清監督の摩訶不思議な恐怖に支配される『Chime』。フォーラム部門に三宅唱監督最新作の『夜明けのすべて』。この映画主演の松村北斗(SixTONES)と上白石萌音が参加予定。
また今回で5回目というベルリン国際映画祭に招待された想田和弘監督。岡山県牛窓の人と猫と自然を映し出すドキュメンタリー映画『五香宮の猫』がフォーラム部門で上映される。
クラシック映画をデジタルに復元するフィルムクラシックでは、初代Gojira (ゴジラ、Godzilla 1954年)の新4Kバージョンが登場。東宝から代表者が登壇し、若い世代の観客も含めて上映が盛り上がった。



