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映画『ブローカー』VIFF Closing Gala

VIFF Closing night ©2022 Maple Press Canada

この映画は映画祭が始まる前から話題だった。日本から是枝裕和監督と、韓国人俳優ソン•ガンホの大きな初コラボレーション。独特な静けさを持つ日本映画に派手でテンションの高い韓国人俳優たちがどうやって入り込むのかという期待がかなり大きかった。

映画『ブローカー』は、クライム•ストーリーのツイストがすごいので最後まで画面から目が離せない。ハッピーエンドを求める人口は暗い現実をできるだけ避けたいが、是枝監督はソフトに『今』を見つめさせてくれる。常に社会的問題を取り上げているケン•ローチ監督と、嘘の世界でなくこういう事実が実際にあると指摘する点で同じラインに立っている。ただ今回の是枝映画には主人公だけでなく、どの登場人物もそれぞれ人の知らない悩みを抱えていて、どこかへたどり着きたいともがいている姿が印象的だった。

あなたも決して一人ではない、そんな監督の暖かいメッセージが観客に届いたのか、拍手がずっと続いた。クロージングの夜にぴったりの素敵な映画だった。

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