
VIFF満席御礼はやはりこの映画
初日のカナダプレミア『Sinkhole』。この映画は珍しくもVIFF開催前からチケット完売だった。韓国では2021年トップ2を記録し、今年のカンヌ国際映画祭でも大人気。混雑を避けるために初日のプライムタイムを外して昼の3時半上映となったが、それでも映画ファンが殺到し、満席でも諦めないスタンバイの列ができた。リタイアした年配や若い学生はもちろん、仕事を抜け出して直行という人口も多かった。やはり韓国の災害•脱出劇はユーモアがあり人間的、期待を裏切らないから見応えがある。
今でも『The Tower』 (2012)で有名なキム•ジフン監督。監督はその目を見張る特殊視覚効果、壮大なスタント、演技力の優れたキャスト、真面目さの中にコメディー要素たっぷりの会話術で新たなドラマ劇を展開させる。世界中の不動産市場急上昇で住宅を持てない若者、ローンの支払いで苦しむ中流階級層が共鳴できる内容でもある。
Sinkhole Sing-keu-hol
ミドル•マネージャーのパーク(Kim Sung-kyun)は11年間貯金して新築のマンションを購入。だがその建物には欠陥があり、さらに隣には警戒必要な奇妙な住人マンス(Cha Seung-won)もいた。会社の同僚たちが引っ越し祝いに集まった夜、マンションは崩壊しまるごと深い地面の下に沈んでしまう。生存者はお互いに協力してなんとか脱出しようと試みる…。
Kim Ji-hoon
South Korea
2021, 114 min.

