TIFF 東京国際映画祭 歌舞伎

見どころたくさん! 東京国際映画祭

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真っ赤な毛振りが見事だった 市川染五郎さん©2014 松竹株式会社

東京国際映画祭では映画だけでなく、メディア用の記者会見、映画関係者のおもてなし行事、そしてファンのためのイベントも繰り広げられていた。

華麗な歌舞伎俳優、市川染五郎

10月27日、日本の伝統芸能の発信地である歌舞伎座にて「歌舞伎座スペシャルナイト」と題した目玉イベントが開催された。これは世界各国から集まった映画人たちに、歌舞伎の魅力を一夜で伝えようというおもてなし行事。その一環で染五郎さんは約15分間『石橋(しゃっきょう)』という歌舞伎舞踊を披露した。

開場と同時に着物姿の女性や映画関係者が続々と来場し、幕が上がると神秘的な舞台が目の前に広がった。文殊菩薩の霊地である天竺清涼山にかかる石橋(しゃっきょう)に、霊獣の獅子が現れその奇瑞を見せるという伝説をもとにした舞踊。今回上演された「石橋」は、獅子の精の狂(くる)いを中心に構成された歌舞伎舞踊で、勇壮な獅子の精の毛振りと、長唄と囃子連中の渾然一体とした演奏が観客の目をくぎづけにした。

休憩後は染五郎さんが歌舞伎メークなしで登場。「石橋」を選んだ理由として「今回は皆さんのイメージする歌舞伎をお見せするのが一番と思い、隈取、歌舞伎音楽、見得などを取り入れた舞踊、しかも最後は雪を降らせた中での毛振りという、歌舞伎独特の様式美もお見せできるので」と話した。何度も繰り返された毛振りだが、首だけ振っているのではなく、「下半身を使って全身で振ることによって、毛先まできれいに振れます。最後に息の上がった顔はお見せできないので、そこを我慢するのが大変です」と語った。

「通い慣れた歌舞伎座ですが、今日は景色が違って見えました。その違和感がうれしくて興奮しました」と国際的に日本文化をアピールする歌舞伎役者らしさを感じさせた。

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Matsumoto Koshirō X ©2014TIFF & 松竹株式会社

 

 

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